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ととした。
d. 車いす乗降用スロープ
車いすに乗ったままでの乗降性、介助者(あるいは運転手)の負担度合いをみるため、角度と長さによる変化を検討できるような装置を作成した、スロープの長さは800.1200.1600mmの3種、設定高低差は3種用意した。
?実験
実験は2度に分けて実施した。以下にその概要を示す。
a. 実験1
被験者は35名の健常者。(年齢は20−35歳、ほとんどが20代)
実験項目は大きく分けて次の3つ。
・乗降性評価:多種のステップ条件を設定し、被験者集団に乗降させ、その乗降のしやすさ(アンケートによる主観評価)、乗降時間を調査する。
・車内レイアウト:車内レイアウトを数種用意し、その着座のしやすさなどを調査する。
・車内流動:通路幅、後扉の有無(供試車両の非常口を後扉と見立てた)による車内流動性を調査する。
実験の模様を図3.14に示す。
b. 実験2
被験者は2名の高齢者。(年齢は70歳前後で、自立歩行可能)
実験項目は以下の2つ
・乗降性評価
・車内レイアウト
実験の模様を図3.1−5に示す。

 

 

 

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